「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読んで

公開日: 2016年2月19日金曜日 読書感想

こんにちは。物欲人間です。
ミニマリスト界で大ヒットとなっている「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本を読みました。
通称「ぼくモノ」。
マキシマリストからミニマリストになった佐々木典士さんの著作です。

ぼくもの
付箋を貼りながらじっくり読みました

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本の内容

1文でまとめ

この本は、マキシマリストからミニマリストになった著者の佐々木さんが、モノを捨てる方法、捨てたことによる変化を紹介している本です。

1文でまとめると簡単すぎますね…。
モノを捨てて「幸せ」について考え直すこと、
また、モノを捨てることで「今」にフォーカスできるようになるということが強く語られています。




取り入れたいこと

月並みですが、第3章の「捨てる方法最終リスト55!!」は取り入れます!(宣言)
そして、感謝の気持ちを忘れないこと、過去や未来ではなく「今」を生きることを取り入れたいです。

あと!
「ミニマリストのモデルハウス」である、著者の佐々木さんのお部屋に、ぜひお邪魔したいですね!
(著書の中で遊びに来ていいよと紹介されています)

印象に残った部分

印象的なところがありすぎたので、かいつまんで紹介します。
あまり紹介しすぎても著作権的にアレかと思いまして。
いつになくやる気になったので、紹介しきれなかった部分も自分の糧にするため、読書感想文をwordでこしらえました。珍しいぞ自分。

増えすぎたモノを減らすことは、幸せについてもう一度、考えてみること。
(31ページ)
モノを減らすことと幸せの関係。モノに囲まれた暮らしのどうしようもない焦りから解放されたいと感じました。

ミニマリストとは、
「本当に自分に必要なモノがわかっている人」
「大事なもののために減らす人」
だと、ぼくは考えている。
(47ページ)
ミニマリストに憧れます。もちろん、それ自体が目的ではありません。
すっきりストレスのない暮らしがしたいものです。
大事なもの、なんだろう。もう一度自分に問いかけているところです。

「人間」は5万年前のハードウェア
(53ページ)
これは膝を打ちました。
いつも脳内にぐるぐるめぐっている様々な考えを処理しきれていません。
タスク管理についてあれやこれやと方法ばかり調べてしまいます。
ああ、私もポンコツPCだったのね。
ポンコツだからこそ、やるべきことを見極めなければいけないと感じました。

進化していない5万年前のハードウェアに情報もモノも詰め込みすぎている、というのが今の実情だ。限られたハードディスクには不必要な情報が満載。貴重なメモリは、他人の目線を気にして、モノを追いかけ、管理することに大きく割かれる。そうなると本来の大事なことが見えづらくなるのも当然だろう。そして次々と束の間の娯楽を消費し続ける。それすら億劫になって、スマホのゲーム、ゴシップ、アルコールなど簡単に自分をごまかせるものに手を出すようになる。かつてのぼくがまさにそうだった。
(53-54ページ)
やることがたくさんあるときに限って、safariを開いてしまいます。
こんな自分が嫌いです。
私は、かつての佐々木さんかもしれません。

03 捨てることは「失う」ことではなく、「得る」ことである
(中略)
これから捨てようとするモノは確かに気になる、それは目に見えるからだ。捨てることで得られるものは目に見えない、だから意識しづらい。だが捨てることによって得られる見えないものは、失うモノよりよほど大きい。
(102ページ)
モノは目に見えるから捨てづらい。むずかしい。むずかしい。
迷ったときは、この言葉を思い出そう。

08 「捨てて」後悔するモノはひとつもない
(107ページ)
確かに…。と思いました。
少しばかり断捨離をスタートしましたが、後悔したもの、なかったなぁ。
いらないものに囲まれて過ごしていたんですね。反省。


汚れてもいない皿を洗おうとしない(中略)今日1日で洗わなければいない皿は1日分だけ。明日の皿を洗うことや明後日の皿、1年分の洗うべき皿を洗うことまで考え始めると、だれでも嫌になり不安になり、今日の皿洗いすらおぼつかなくなってしまう。
(268ページ)
これが今の私には一番ヒットした部分です。
出産したばかりのころ、どう扱ってよいかわからない赤ちゃんとの毎日を想像しては暗い気持ちになっていました。

夜中の授乳はいつまで続くんだろう。授乳が終わって歩き出したら毎日連れ出すのが大変だ。学校に行きだしたら人間関係の問題も出てくる。受験は?進学は?私の職場復帰はどうなるの?復帰しても仕事がつらい。定年する頃には体にガタが来て、病気と闘わなくてはいけないかもしれない。一体何のために生きているんだろう。人生は苦行だ。

本当に毎日こんなことを考えていました。
慣れない子育て中にも楽しい出来事はたくさんあり、いつしかこの考えをするのをやめるようになりました。

この本を読んで、「人生は苦行だ」だなんて考えている時間が心底バカらしいと感じます。
今後また同じような考えに至ったら、「明日の皿洗いはしなくていいんだよ」と自分に教えてあげられます。
これだけで、読む価値あったなぁと感じられました。



こんな人に読んでほしい


  • 人生に不満がある人
  • モノを減らすことに興味がある人
  • モノを減らした先の世界が見たい人


あと、冒頭のミニマリストの方々のお部屋の写真が素敵です。
この写真を見るだけで、断捨離のモチベーションがUPします。


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